菊池郡大津町の田園地帯に突如現れる大きな樹「多富の来」。樹齢何十年もの常緑樹は緑豊かな木陰で訪れる人々を包み、木の名前通り「多くの富が来る」縁起の良さから話題となっています。
この記事では、この多富の来の魅力や成り立ちをレビュー形式で詳しく紹介します。樹の見どころやアクセス方法、訪問者の体験談までまとめて解説します。
目次
菊池郡大津町 多富の来を徹底レビュー
多富の来は、菊池郡大津町の田園地帯にそびえる大きなタブノキ (椨の木) です。「多くの富が来る」という縁起の良い名前が付けられており、その由来にも興味が集まります。高さ20m以上、樹冠(じゅかん)の直径は約22mに及ぶ大木は、遠くからでもひときわ目を引きます。地元の情報によれば、この巨木は太く広い枝を地面近くまで伸ばしており、その下に入るとまるで天然のクーラーのように涼しさを感じられます。樹木としての存在感と不思議なパワーに、訪れる人たちから驚きと感動の声が上がっています。
周囲は畑が広がる農道沿いですが、この木だけはまるで別世界。緑のトンネルをくぐるような特別な時間を過ごせるのが多富の来の特徴です。
多富の来とは?
多富の来はタブノキ科の常緑高木で、成木になると樹高20~30mになるとされています。大津町の田畑の中に一本だけそびえる姿は圧巻で、枝は地面すれすれまで大きく張り出して風格があります。周辺の案内板には「多富の来(たぶのき)」と書かれた手作り看板が立っており、これが目印です。肥沃な土地でスクッと伸びたその姿はまるで地元で語り継がれる名木のよう。自然の中でひときわ目立つ存在です。
名前の由来と意味
看板に記された「多富の来(たぶのき)」という名前には、文字通り「多くの富が来る」という願いが込められています。いわゆる語呂合わせで「タブノキ」とも読めるこの名前は洒落(しゃれ)のようですが、縁起の良さが地元で話題になり訪問者の関心を集めています。付けた人の遊び心とも感じられ、実際に名前を知った人たちは思わず笑顔になります。
多富の来の特徴と見どころ
多富の来の最大の見どころは、その圧倒的な巨木ぶりです。Googleマップ航空写真でも確認できるように、枝葉は周囲にまるでお椀を伏せたように広がり、直径は約22mにも達します。その樹冠の迫力は圧巻で、近くで見ると枝ぶりが真円に近く整っているのが分かります。まさに「この木なんの木、気になる木」というキャッチフレーズがぴったりの存在感で、写真に収める人も多く訪れます。
日差しの強い日でも、木陰は思いのほか涼しいスポットです。しっかり茂った葉が太陽光を遮り、体感温度がぐっと下がるため、訪れた人達は「まるで天然のクーラーのように涼しい」と驚くほどです。その涼しさはこの木ならではの癒しポイント。他にも、樹の下には雑草の代わりにアイビーのような植物がびっしり生え、地面は乾いたサラサラ状態。青葉につつまれた木陰でひんやりした風を受けながらのんびり過ごすのに最適です。
フォトスポットとしても申し分ありません。青空の広がる夏や、新緑の秋、冬でも常緑の葉を茂らせるため四季折々に絵になります。特に晴れた日の樹影や、夕刻の逆光に照らされた姿は絵画のよう。根元近くや少し離れて全景を撮ると、木の大きさや緑の美しさが強調され、素敵な写真が撮れます。訪問の思い出にカメラを忘れないようにしましょう。
多富の来へのアクセス方法
多富の来へは車での訪問が基本です。公共交通機関は近くにありません。熊本市方面から向かう場合、九州自動車道「植木IC」または「松橋IC」から大津町方面へ向かい、一般道で国道57号経由、大津町中心部へ入ります。さらに阿蘇方面へ向かう県道298号(阿蘇パノラマライン)を進むと、田園地帯の緑に映えて樹が見えてきます。道は田舎道なので標識が少ないものの、近くには手作りの案内板が立っています。事前に地図やナビで場所を確認しておくと安心です。位置は菊池郡大津町大津付近。看板の他には目印が少ないため、カーナビで「多富の来」や近隣集落を設定すると迷いにくいでしょう。
車での行き方
多富の来へは車でのアクセスが便利です。熊本市から向かう場合、九州自動車道植木ICから国道3号・57号で大津町へ入り、そこから県道298号を阿蘇方面へ進みます。途中、阿蘇方面の山並みを背に田園が続く道沿いで樹が見つかりやすいです。目印があまりないので、地元民手作りの小さな案内看板や遠くから見えるタブノキを頼りにしましょう。所要時間は熊本市中心部から車で30分程度です。
高速を使わず一般道で向かう場合は、阿蘇くまもと空港方面から大津町内へ向かうルートもあります。空港からは約30分程度で大津町中心部に到着するので、レンタカーで訪れるなら便利です。なお、訪問は日中が安心で、夜間は街灯が少ないので安全運転を心がけてください。アクセスルート上には道の駅大津もあるので、休憩スポットとして利用しつつドライブを楽しむのもおすすめです。
駐車場とスペース
多富の来周辺に専用の駐車場はありません。樹の周囲は幅の狭い農道沿いで、駐車スペースは路肩の空き地のみです。散策ブログでは「農作業入り口の端に1台分くらい停められる」とレポートされています。訪れる際は他の車両や農家の作業の邪魔にならないよう、道幅の広いところを選んで短時間だけ駐車しましょう。雨天時など地盤がぬかるみやすいので、路肩が乾いているかも確認してください。
公共交通機関
最寄り駅やバス停は多富の来の周囲にありません。熊本市からJRで大津駅へ行く方法もありますが、そこからタクシーやレンタカーが必要になります。観光で訪れるならレンタカーの利用がおすすめです。車があれば周辺の阿蘇エリアや熊本市街地なども回りやすく、旅行プランが立てやすいでしょう。
現地での注意点
多富の来は私有地の可能性もあるため、マナーには十分注意して訪問しましょう。道路に駐車する際も近隣の迷惑にならない位置に止め、滞在は短時間にとどめます。木の枝に触れたり、木の周りにゴミを捨てたりしないように心がけてください。訪れたときよりも美しく保つという気持ちで立ち去りましょう。また夏は蚊も多いので、虫よけグッズがあると安心です。
多富の来周辺のおすすめスポット
多富の来を訪れたついでに立ち寄りたい周辺観光地もチェックしましょう。同じ大津町内にある「道の駅 大津」は唐芋(からいも)スイーツや地元野菜が揃う人気スポットで、休憩やお土産選びに最適です。隣接するレストランでは熊本名物あか牛の料理も味わえます。また、近くには阿蘇くまもと空港があります。展望デッキから飛行機を眺めたり、空港内の熊本グルメを楽しんだりして飛行機好き必見のひと時を過ごせます。阿蘇方面に向かう道中なら阿蘇パノラマライン(県道298号)沿いの景勝地めぐりもおすすめ。北外輪山展望台や米塚など雄大な自然を満喫できます。なお大津町はさつまいも(甘藷)の産地として有名で、秋に訪れるなら「からいもフェスティバル」も要チェック。町中でからいもスイーツを探してみるのも旅の楽しみです。
道の駅 大津
道の駅 大津は地元産品の宝庫です。特産の唐芋を使った「からいもタルト」やスイートポテトなど限定スイーツが豊富に揃い、新鮮な野菜やお土産も充実。広い休憩スペースや足湯もあるので多富の来訪問の前後に立ち寄りやすい施設です。地元名物のあか牛ステーキを味わえるレストランやカフェも併設されており、熊本グルメも堪能できます。旅行プランに組み込むと大津町の魅力をより満喫できるでしょう。
阿蘇くまもと空港
多富の来のある大津町には阿蘇くまもと空港が隣接しており、近くには展望台やレストランがあります。特に展望デッキからは間近で飛行機の離着陸が見られ、飛行機好きにはたまらないスポットです。空港内の店舗では熊本の特産品を使ったメニューが揃っているので、フライトの合間に熊本グルメを味わうのに便利。阿蘇へ向かう出発点としても位置が良く、旅の計画に空港見学を加えるのもおすすめです。
阿蘇パノラマライン
阿蘇外輪山を越える阿蘇パノラマライン(国道298号)は絶景ドライブコースです。多富の来訪問の帰り道にこのルートを通れば、阿蘇五岳や米塚、草千里まで雄大な山並みが一望できます。季節ごとに変わる緑や紅葉に包まれてのドライブは格別で、途中の見晴らし台や「長陽大橋・天空の道」からは絶好の阿蘇ビューが楽しめます。時間があれば北外輪山展望台にも立ち寄り、阿蘇のパノラマを堪能してみてください。
からいもフェスティバル
大津町の名物である唐芋(からいも)を祝う秋のイベント『からいもフェスティバル』も注目の催しです。巨大からいも展示や収穫体験、からいも料理の屋台が並び、家族連れでにぎわいます。多富の来訪問がフェス開催時期(毎年11月頃)と重なれば、ぜひ一緒に楽しみたいところです。また道の駅大津では常時からいも菓子が販売されているので、訪問時期に関係なく特産を味わえます。
まとめ
菊池郡大津町の多富の来は、田園の中にひっそり佇む大木ながら、その存在感は圧倒的です。涼やかな木陰や「富を呼ぶ」名前の意味、そして四季を通じて変わる美景など、訪れる価値にあふれています。駐車場がない分、静かでマナーを守った訪問には最適です。阿蘇や熊本市方面からの観光ルートに組み入れて、ぜひ一度足を伸ばしてみてください。豊かな自然に癒される「多富の来」の魅力を存分に味わってください。
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