「うちの商品はモノはいいんです!」

コーディネーターブログ

だいぶ暖かくなってきましたね。
こんにちは。
コーディネーターの上村(かみむら)です。

 

ついに我が家では日曜の夜から「扇風機」を使い始めました。
冷房も併用です(^^;

 

しかし、問題が発生!
扇風機の中に手を突っ込もうとする我が家の仔猫たち。
困った。去年まではそんな心配なかった(8月に拾ってきて、まだ目も開いてない時期だった)が、今年からは要注意だ。

パッと思い浮かんだのは、ダイソンの羽根のない扇風機。
数万円します。先日庭にン十万使ったばかり…痛いなぁ。
でも…。

 

そう、ここでは「猫に怪我をさせないための羽根の無い扇風機」というのが需要として喚起されたわけです。
羽の回転速度とか、首振り角度とか、前のが壊れたからとか、前のより高品質なものが欲しくなったから…では無いのです。
よく「うちの商品はモノはいいんです!」という方が多くいらっしゃいます。

 

しかし、人によってニーズが違うため、評価は変わってきます。
例えば、同じ出力、能力で電気代が○%削減された商品があると仮定します。
しかし、電気代に興味が無く、それよりも今回みたいに「ペットに危険じゃないもの」を求めている人から見たらどうでしょう?
そう、「モノがいい」のと「売れるモノ」は違うということです。

 

私は5年ほど前から欲しい車があり、今年買い換えたいと思っていました。発売されたのは去年です。今年の車検での買い替えを考えていました。
しかし、衝撃の事実で、買うつもりだったグレードがラインナップからなくなったのです。
「俺の買う気はどうしてくれる!」
と言ってもどうにもなりません(^^)
結論は「今年はまた車検を通そう」です。

「メーカーはこれまでにない素晴らしいクルマです」と言っています。
品質とニーズは違います。

 

あなたのお客様は何を求めているのでしょうか?
求めていることに応えられるのか?
それは、ブランドとして顧客層が合致しているか?も併せて考える必要があります。

「うちの商品はモノはいいんです!」

ではなく、

「うちの商品は、こういう方々に、このように使って頂き、このように喜んでいただいています。」
または
「うちの商品は、こういう方々に、このように使って頂き、このように喜んでいただけるものです。」

が大切ではないでしょうか?

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