西日本豪雨被災地よろず支援拠点の応援に行ってまいりました。

コーディネーターブログ

こんにちはコーディネーターの橋本です。

 

先月の岡山県よろず支援拠点に続いて、10月13日は愛媛県よろず支援拠点のコーディネーターの皆様と、西日本豪雨からの被災事業者支援のグループ補助金活用の勉強会を行ってまいりました。
各都道府県に所在するよろず支援拠点では、災害においても協力し合って被災された事業者に寄り添う活動を行っております。

 

熊本地震からの復旧復興は、小規模事業者においては道半ばですが、熊本地震からの復興を経験している我々からすると、資金繰り面において多くの反省点を教訓として得ております。
大規模災害からの復旧復興については、グループ補助金等を活用して時間をかけずに復旧させることを最優先にしながらも、特に以下の資金繰りを意識した対策について、順を追って講じる必要があります。

 

【資金繰り対策の着眼点】
➀ 現状の事業収支の状況を把握すること(入りと払いと残るキャッシュ)
➁ 赤字であれば、いかに出血を少なくするか
➂ 次に災害前の売上に回復するには時間がかかるあるいは回復しないことを前提に、どうすれば、事業収支黒字化を図れるか
➃ 次に、災害前からの借入金+災害直後の特別融資+災害復旧に要する借入金と3階建てに増加した借入金の償還ができるキャッシュをいかに生み出すか

 

※ この際、「借りたものは返す」、「返済猶予したものは正常に返済する」の大原則があります。したがって、災害後の特別融資等については必要最小限の借入に止めることが重要です。

 

災害は不幸な出来事でもありますが、最も重要なことは、自社の事業存続のために経営を見直す機会と捉え、売上の回復が楽観視できないことを前提とした、事業の再構築に本気で取り組むことだと思います。

 

 

私自身今回の勉強会を通じて、災害からの復旧復興に関わって感じてきたこれらの反省と教訓を、被災地に届けて、事業者の廃業や倒産を阻止し、雇用を守り、地域経済の一員として事業を存続させるために、結果にこだわって、事業者に寄り添って行くことを、改めて強く考える機会となりました。

 

愛媛県よろず支援拠点と岡山県よろず支援拠点のコーディネーターの皆様、このような機会を与えていただきありがとうございました。

 

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💡 愛媛県よろず支援拠点 Facebook 10/13に勉強会の様子を取り上げていただきました。

💡 Facebook 岡山県よろず支援拠点(公開グループ)でも9/17・9/24に取り上げていただきました。

ありがとうございました 🙂

 

 

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